休暇の過ごし方についていえば、中国人は世界で最も「思いつき旅行」が多い国民かもしれない。旅行プランに関する調査によると、中国人旅客は前もってスケジュールを決めておくのが最も嫌いで、出発間際になって慌てて航空券を予約するパターンが多いそうだ。一方、米国人は旅行費用に関して、最も「お金に糸目をつけない」国民のようだ。新華社が伝えた。
米国のニュース専門放送局CNBC(Consumer News and Business Channel)電子版の22日付報道によると、グローバルオンライン決済サービス機関「ワールドワイド・ペイメント・システムズ(WPS)」が、中国、米国、ブラジル、インド、ドイツ、オーストラリア各国の旅客の航空券予約をめぐる傾向について調査を行ったという。その結果、中国人旅客のうち、「旅行のスケジュールを立てるのは、出発の2週間から4週間前になってから」と答えた人は半数以上に上り、他国の旅客に比べ、航空券を予約するタイミングが最も遅いのは中国人が最多を占めた。一方、オーストラリアの旅客は、旅行の準備に十分な時間をかける人々であり、調査対象となったオーストラリア人の4分の1は、「半年以上前から旅行の計画を立て始める」と答えた。
また、調査によると、米国の旅客は旅行にかける費用を最も気にしない傾向にあった。回答した米国人のうち、「格安航空券を使うために、あるいはホテルの宿泊費を節約するために旅行目的地を変更することはあり得ない」と答えた人は54%に達した。
このほか、WPSは昨年、オンラインによる航空券予約購入を行った旅客1万2千人を対象に別の調査を実施した。米国人のうちクレジットカードで航空券代金を支払った人は8割を上回った。中国の旅客では、45%がクレジットカードを利用し、30%はアリペイ(支付宝)を利用した。アリペイを使って航空券を買い求めたのは、主に、35歳以下の若年層だった。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年9月27日
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