パーキンソン病発見200周年に当たる4月11日は21年目の「世界パーキンソン病の日」でもある。この日、中国で正式に登録された第1陣となる幹細胞臨床研究プロジェクト「ヒト万能細胞源の神経前駆細胞のパーキンソン病治療」と「ヒト万能細胞源の網膜色素上皮細胞の加齢黄斑変性症治療」が、鄭州大学第一附属病院で正式に始動した。人民日報が伝えた。
中国科学院の周琪院士は「これは世界初の、多能性幹細胞細胞分化臨床移植研究プロジェクトで、国家の幹細胞分野の系統的な計画と重要な進展を示している。これは中国の幹細胞及び転化の研究水準が、世界トップクラスに達したことを意味する」と指摘した。
専門家は、この2件の幹細胞臨床研究の展開により、パーキンソン病と加齢黄斑変性症の治療に希望をもたらすとしている。また関連する治療困難な疾患に向け、新たな可能性を模索することができるということだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年4月12日
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