調査研究では、中国映画で表現されている「愛国心」や「世代間の関係を重視する家族関係」、「崇められる集団意識」などに、回答者は最も好感を示した。
中国に対するイメージは国によって異なり、東アジアの国の人が最も好感を示しているのは「中国人の含みのある態度」で、南アジアの国の人が好感を示しているのは「自分が人からして欲しくないことは、人にしてはならないという精神」、「礼儀」、「誠実さ」など。東南アジアの国の人は「親孝行」、中央アジアや北アジアの国の人は「友好的な態度」に好感を示した。
調査研究では中国映画の課題も浮き彫りにしている。例えば、回答者は中国映画の内容よりも、その製作技術に強い印象を抱いている。黄教授は、「中国の映画人は、盲目的に『大作』を作ることや『ビジュアル効果』ばかりにこだわるという落とし穴から脱出し、奥深い中華文化の思想を映画に盛り込まなければならず、中国の映画製作の技術を向上させ続けることを前提に、中国映画の文化的価値を表現することを忘れてはいけない」と指摘している。
(編集KN)
「人民網日本語版」2017年4月13日
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