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「電子往来台湾通行証」の運用開始 申請時の指紋データ採取が新たに追加

人民網日本語版 2017年04月24日16:57

北京警察によると、公安部の統一指示にもとづき、北京市は今月24日から新版往来台湾通行証(以下、「電子往来台湾通行証」)の正式運用をスタートさせた。これと同時に、従来の往来台湾通行証の発行は停止される。北京青年報が伝えた。

電子往来台湾通行証システムは、国際民間航空機関 (ICAO)の基準にのっとって設計・制作されたカード式の証明書で、非接触式ICチップが埋め込まれており、大きさは住民証と同一サイズ。表面には所持者の個人情報と証明発行管理情報が印刷されており、裏面には往来台湾通行証の利用情報が印刷され、発行機関はもはや、シール式の認証を新版通行証に表示する必要はなくなった。新版通行証の有効期間には、5年と10年の2種類がある。申請者が16歳未満の場合は有効期間は5年、16歳以上の申請者には10年有効の通行証が発行される。

電子往来台湾通行証の発行申請に際し、申請者の指紋データ採取が新たに必要となった。指紋情報を登録し、規定条件を満たした市民は、出入境時に電子往来台湾通行証を使ってセルフ通関を行うことが可能となり、通行証と指紋を機械に読み取らせるだけで、通関手続きを済ませることができる。出入境検査が終わった後、出境・入境スタンプを押されることはなくなり、通行証所持者の出入境と通行証利用状況はチップに記録され、情報システムで管理される。

電子往来台湾通行証の運用がスタートしても、現行の往来台湾通行証とシール式出入境記録は、引き続き使用可能だ。有効期限内の旧通行証を持つ市民は、今後もシール式出入境手続きを行うことができる。また、電子往来台湾通行証への切り替えを申請することも選択できる。

電子往来台湾通行証の申請から受領までの所要日数は、従来と変わらず10営業日。北京市の戸籍所持者は、オンラインで申請手続予約が可能で、2営業日前倒しで通行証を受け取ることができる。新版通行証の申請料は1件あたり100元(1元は約16円)と、従来と変わらない。

市民が電子往来台湾通行証を使用する際には、通行証の誤動作を防ぐために、通行証を折り曲げる、擦る、水につける、高温のものと接触させる、強い光に当てる、強い磁場のあるところに置くなどの行為を避けるよう、注意しなければならない。(編集KM)

「人民網日本語版」2017年4月24日

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