中唐の詩人・白居易(はくきょい)の長編叙事詩「琵琶行」は、中国の高校生が必ず暗記しなければならない詩だが、600字以上と長く、多くの人が大きな苦戦を強いられてきた。そこで、中国の90後(90年代生まれ)の若者たちが最近、「琵琶行」をポップミュージックに乗せて歌う動画を制作し、ネット上で大きな話題となっている。銭江晩報が報じた。
話題となっている動画は、5分半で、若者が「琵琶行」600字以上の詩を全て人気のポップミュージックに乗せて歌っている。同動画はネット上に投稿されてわずか2日で、1300件以上のコメントが寄せられ、2万回以上再生された。
同動画には、「作詞:白居易」と表示されており、ネットユーザーたちは、「史上最もすごい作詞家だ!」と賞賛の声を上げている。また、現役高校生たちも、「古詩を暗記するための方法をついに手に入れた」、「ありがとう!なかなか覚えられなかったけど、これさえあればなんとかなりそう!」と、大喜びしている。
同動画の製作者の一人である90後の歌手・奇然さんは取材に対して、「僕が学生だった時、覚えられないから暗記が大嫌いだった。そして適当にリズムをつけて歌いながら暗記していたら、スムーズに覚えられた。その時に、古詩を歌にすることを思いついた。歌にすると、みんなの暗記の手助けになるし、退屈な暗記が楽しくなるのだから、僕たちは今後もこのような活動を続けていきたい」と話した。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年5月8日
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