今年のロスキレ・フェスティバルというヨーロッパ最古の音楽フェスティバルに参加した観客には、ホットな音楽を楽しむと同時に、自分の尿を採取するという特殊な任務が課せられていた。採取した尿は付近の農場に送られ、発酵した麦を加え、「リサイクルビール」として加工される。
尿で酒を作ると言うアイデアは、現地のある醸造所が発案したもので、約4年前から、彼らは有機ビールの生産を始めた。この新型ビールは人間のオシッコが混じっているというわけではなく、従来の動物や工場製の肥料の代わりに、人の尿を麦の肥料に使うというもので、廃棄物が一種の資源へと変わる。
今回のフェスで集められた約5万リットルの尿を肥料に、約6万本分のピスナービールを醸造することができるという。もしかして次のフェスでは、自分が醸造に協力したビールを試飲することができるかもしれない。(編集TK)
「人民網日本語版」2017年5月9日
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