中国科学院合肥物質科学研究院が発表した情報によると、同研究院技術生物研究所の呉正岩研究員が率いるチームはこのほど、自動的に温度を感知する温度センサー型放出制御農薬を開発した。農薬の利用率を効果的に高め、農薬による農業汚染を防ぐことができる。関連成果はすでに、アメリカ化学会のグリーン化学誌に掲載された。人民日報が伝えた。
チームはパリゴルスカイト、炭酸水素アンモニウムなどの材料を用い一種の複合ナノ材料を開発した。さらにこの材料を用い、除草剤との再配合により温度センサー型放出制御除草剤(粉タイプ)を開発した。同技術は農薬の利用率を大幅に高め、農薬の流出と農薬使用量を減らすことができる。また低コスト・高効率で、環境に優しく、使いやすく加工しやすいといった長所があるため、高い将来性を備えている。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年5月9日
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