〇全線20駅のうち12駅はすでに着工済み
17号線は、乗客が乗り換える際のスピード性と快適性が十分に考慮されている点は特筆すべきだ。乗り換えの効率性を踏まえ、「十」字型あるいは「T」形の乗り換え方式が、可能な限り採用されている。つまり、今後17号線を利用した乗客が他路線に乗り換える際には、「長距離を歩く」必要がなくなり、駅内での乗り換え所要時間は3分以内、連絡通路を利用した乗り換え時間は5分以内となる見込み。先述の担当者は、「乗客量が比較的多い乗換駅では、プラットホームの幅が14メートルまたは16メートルと、在来線のプラットホームより広く設計されている。17号線では、プラットホームの高さ、乗換連絡通路の幅、階段の手すり設置などの面で、設計基準が向上している」と説明した。
現在、17号線に設置される20駅のうち、すでに12駅で工事が進められている。
〇設計時速は100キロメートル
17号線の設計時速は100キロメートルで、主要駅のみに停車する快速モデルが採用されている。駅間距離は平均2.57キロメートル。17号線の平均時速は、一般的な地下鉄線(30-35キロメートル)より約6割速い52キロメートルで、49.7キロメートルの営業総距離を56分7秒で走行する。17 号線は、近く着工する地下鉄3号線・12号線・19号線とともに、北京地下鉄大輸送量路線ネットワーク(8Aネットワーク)の構成部分となる。
計画によると、17号線は早ければ2020年に開通・営業開始の見通し。北京市快速線ネットワークを構成する初の路線となる17号線は、地下鉄ネットワークの時間効率性とアクセシビリティを最大限まで高め、それによって北京を取り巻く新市街と市内中心部との接続効率が外来線より大幅にアップする。17号線の敷設工事は、5号線の南北端、13号線と2号線の東区間、10号線の東区間の混雑を大幅に緩和すると同時に、東直門や宋家荘などの主要駅で接続が途絶えていた問題を間接的に解消すると期待される。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年5月15日
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