19日の会場の客席には、映画版「白毛女」で「喜児」を演じた女優の田華(ティエン・フア)さんの姿もあった。上演が終わると、田華さんは楽屋を訪れ、森下さんと抱き合い、「舞台で、喜児を演じ、軽快に踊っておられるのを見て、まるで爽やかな風に吹かれているるように感じていた。演じておられる『喜児』を見ると、みんなあなたの年齢は忘れてしまう。私は、『大春』の手首に赤い髪ひもが付いているところが大好き。復讐に向かう喜児を、大春が見つけ出すことができない時も、二人の心は赤い糸で結ばれている。『白毛女』は、影響力の強い作品で、70年前と同じバージョンをずっと続けることはできない。継承することも大切だけど、イノベーションはもっと大切。見るたびに、新しくなっている」と話した。
松山バレエ団の総代表・清水哲太郎さんは、「メンバーらがそれぞれの役を演じきってくれてとても満足している。私の父・清水正夫と母の松山樹子は、私たちの中国人に対する思いを伝える作品を上演することを願っていた。周恩来総理が田華先生が主演を務める映画『白毛女』を日本に伝えてくださったおかげで、私たちは言葉では表現できない感情、私たちが伝えたかった心の声をバレエを通して表現できるようになった」と語った。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年5月22日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn