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一流博物館が文化の流行をけん引

人民網日本語版 2017年05月24日08:32

重慶大学に通う雷詩芸さんは今年5月に故宮を訪れ、わざわざ土産店で友人にプレゼントするしおりを2枚購入し、「故宮の一部を持ち帰るような感覚だ」と語った。新華社が伝えた。

博物館の創意あふれる記念品が近年、多くの人から好評を博している。故宮博物院や国家博物館、上海博物館などの中国一流博物館が、この流行をけん引している。記念品は博物館と一般人のコミュニケーションの新たな架け橋となり、伝統文化と現代生活の距離を縮め、博物館はより親しみやすく身近なものにしている。

◆故宮博物院、数多くの文化財から次々と生まれたユニークな記念品

故宮博物院の記念品の開発は、北京五輪を迎えるため2007年に始まった。大量で貴重な文化財は、故宮の記念品にとって尽きることなき、枯れることなき源泉だ。故宮博物院は2016年末まで、故宮らしさあふれる記念品を9600種以上開発した。故宮博物院の単霽翔院長は「収蔵されている文化財を人々の日常生活により良く溶け込ませることで、その文化的価値を発揮させる。これが当館の目標だ」と話した。

故宮の記念品は現在、中国の優れた文化の担い手として、世界に進出しようとしている。今年1月28日にドイツ・フランクフルトで開催された文具・事務用品見本市において、故宮はテープや手帳など200点以上の商品を出展した。その斬新なデザインには西側の同業者も心を動かされ、多くの文具メーカーが事業提携を求めた。


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