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中日文化の間を「泳ぐ」作家毛丹青(三)

人民網日本語版 2017年05月26日10:25

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作家・毛丹青は微信(Wechat)の公式アカウントで、自分のことを「日本で暮らす作家で、神戸国際大学の教授。日常生活をメインにし、日本文化の細部について描写することだけにこだわっているのではなく、他のことについても書くこともあるものの、主に日本人に対する理解を目的としている」と紹介している。(文:徐敏。済南日報掲載)

最近、毛丹青が翻訳したお笑いタレントの又吉直樹の小説「火花」の中国語版が人民文学出版社から刊行された。「火花」は日本で、発行部数300万部という大ベストセラーとなった。今回、毛丹青が取材に応え、「火花」を翻訳することになったきっかけにやこれまでの創作のエピソード、中日文化交流などについて語ってくれた。

「『火花』が日本文学の新しい分野を切り開いた」

「火花」は、売れない芸人・徳永と先輩芸人・神谷が漫才師としての道を探求するお笑い哲学を描いていおり、発行部数300万部という奇跡の大ベストセラーとなった。この小説の作者である又吉直樹は、お笑い芸人で、毛丹青が最近、同作品を中国語に翻訳した。「又吉直樹の漫才を見たことがあり、『火花』にもすぐに魅了された。特に、又吉直樹は執筆した文章の勢いがすごく、驚かされることもある。この作品を読んで、すぐに翻訳したいと思ったのが、翻訳を引き受けた最大の理由」と毛丹青。


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