11日、北京在住で主に中国語で執筆活動を行っている日本人フリーランスライター吉井忍さんが11日、新刊「東京本屋」のPRのため、重慶にある書店「方所」を訪れ、ファンと交流した。吉井さんは取材に対して、「聞いたこともない本を見つけることができる本屋が、私にとって最も理想的な本屋」と語った。重慶商報が報じた。
吉井さんは取材に対して、「『東京本屋』を書いたのは、日本人の生活スタイルを紹介するため。そのため、本屋数十軒のほか、おすすめの本を探すプロも取材した。本の中で描かれているのは、一般庶民の生活で、彼らがどうして本屋を開きたいと思うようになったのかを紹介している。本屋を開きたいと思っている人は多い」と語った。吉井さんは20年前、四川省成都市に留学していた経験があり、「当時はよく本屋の『新華書店』に行って本を読んでいた。人がたくさんいて、あの雰囲気が大好き」と当時を振り返ったほか、「日本にも、『方所』のようなきれいな本屋がたくさんあり、たくさんの人がその中で座って本を読んでいる。また、これほど広くなく、周辺の人に少しの図書を提供しているだけの小さな本屋もたくさんある。どんな形式にしろ、本と読書の雰囲気を提供している」と語った。
20年前に重慶に来たことがあるという吉井さんは、記憶の中に残る重慶の様子とはもう大分変わったように感じたとしたが、「当時、列車に乗った時にある重慶の女性と知り合い、自分の家に遊ぶに来るようとても熱心に誘ってくれた。相手の両親に迷惑をかけてはいけないと思い、結局行かなかった。でも、彼女の情熱的で、明るい性格がとても気に入った」と、重慶の人の親切さが印象深かったことを話した。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年9月12日
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