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<企画>1-4月の経済情勢に関するデータを発表 中国

人民網日本語版 2017年05月31日15:01

 

国家統計局がまとめたデータをみると、全国の社会消費財小売総額は2兆7300億元(約44兆248億円)に上り、名目増加率は前年同期比10.7%増加し、物価要因を考慮した実質増加率は9.7%で、前年同期に比べて名目は0.6ポイント、実質は0.4ポイント、それぞれ上昇した。1~4月の社会消費財小売総額は同10.2%増加し、増加率は第1四半期(1~3月)に比べて0.2ポイント上昇した。同部が重点モニタリング対象とする小売企業の4月の売上高は同4.8%増加し、増加率は今年最高だった。

4月の消費市場は引き続き安定しつつ好転する局面となり、主に以下のような注目点があった。

(1)実体小売企業の売上が回復した。

(2)インターネット小売の増加率が加速した。

(3)移動交通・観光関連の消費が安定を維持した。

(4)消費価格が引き続き安定的に上昇した。

 

税関がまとめた統計によると、今年1~4月には、中国の貨物貿易の輸出入額が8兆4200億元(1元は約16.4円)に上り、前年同期比20.3%増加した。うち輸出は4兆5700億元で同14.7%増加し、輸入は3兆8500億元で同27.8%増加した。輸出から輸入を差し引いた貿易収支は7150億元の黒字で、黒字額は同26.2%減少した。

統計データをみると、1~4月の輸出入の増加ペースは第1四半期(1~3月)に比べてやや低下したが、引き続き高水準を保った。対外貿易は引き続き回復・好転傾向を示し、対外貿易構造が最適化を続け、積極的な変化が増加した。対外貿易の輸出入には、(1)一般貿易の輸出入が増加し、割合が上昇した(2)欧州、米国、日本、ASEANなどの市場に対する輸出入が増加した(3)民間企業の輸出入の占める割合が上昇した、の3つの特徴がみられた。

 

今年1-4月期、中国全国で新たに設立された外資系企業は前年同期比17.2%増の9726社、実際に使用された外資の総額は前年同期比0.1%減の2864億1000万元(約4兆5825億円)だった。4月だけを見ると、中国全国で新たに設立された外資系企業は前年同期比42.7%増の3343社、実際に使用された外資の総額は前年同期比4.3%減の599億1000万元(約9585億円)だった。

中国全国の外資誘致には以下の特徴があった。

まず、各業界の外資誘致は全体的に安定していた。同期、サービス業の実際に使用した外資は前年同期比5.5%増の総額2124億9000万元(約3兆3998億円)で、外資全体の74.2%を占めた。うち、建築業は前年同期比146.3%増、運輸サービス業は同比39.9%増、情報・コンサルティングサービス業は同比6.4%増だった。

次に、製造業の実際に使用した外資は総額717億2000万元(約1兆1475億円)と、外資全体の25%を占めた。うち、化学原料・化学製品製造業が前年同期比32%増、一般設備製造業が同比28.4%増だった。

また、ハイテクサービス業の外資誘致の伸びが大きかった。同期、ハイテクサービス業の実際に使用した外資は前年同期比12.4%増の総額365億6000万元(約5849億円)だった。うち、情報サービス、研究開発・デザインサービス、テクノロジー成果を転化させたサービス、環境モニタリング・カバナンスサービスの実際に使用した外資は、前年同期比それぞれ3%増、3.8%増、62.9%増、172.8%増だった。

その他、中国への投資が多い主な地域のうち、香港地区、台湾地区、欧州連合(EU)の28ヶ国からの投資が安定した伸びを見せた。同期、トップ10に入った国や地域から実際に投資された外資の総額は2699億5000万元(約4兆3192億円)で、中国で実際に使用された外資全体の94.3%を占めた。うち、香港地区、台湾地区、EU28ヶ国からの実際の投資額は前年同期比それぞれ15.7%増、52%増、9.3%増だった。

 ■「一帯一路」沿線国家に40億ドル投資 1~4月

商務部(商務省)対外投資・経済協力司の責任者が17日に行った説明によると、今年1~4月には、中国国内の投資家が「一帯一路」(the belt and road)沿線国45ヶ国に対して非金融分野の直接投資を行い、累計投資額は39億8千万ドル(1ドルは約111.1円)に達した。中国企業は「一帯一路」沿線61ヶ国で対外請負工事プロジェクト契約1862件に新たに調印しており、契約額は前年同期比2.3%増の318億5千万ドルに達し、営業額は189億5千万ドルで同5.6%増加した。

同責任者は、「1~4月の中国から『一帯一路』沿線国への投資協力には次のような特徴がみられた。第1に、『一帯一路』沿線国は日に日に中国企業に高い人気のある対外投資先になっている。1~4月には、沿線国への投資が中国の対外投資全体の15.1%を占め、この割合は前年同期に比べて6.9ポイント増加した。第2に、『一帯一路』沿線国における中国からの投資の役割や位置づけがますます重要なものになっている。1~4月には、中国からの投資が1億ドルを超えた沿線国が12ヶ国あった。第3に、中国企業の『一帯一路』沿線国に対する投資には極めて大きな潜在力がある。第4に、『一帯一路』沿線国が中国企業の工事請負業務の重要市場になった」と述べた。

(編集JZ)

「人民網日本語版」2016年5月31日

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