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中国でドキュメンタリーを製作する竹内亮さん「僕は南京大根」 (3)

人民網日本語版 2017年06月05日10:28

「僕がここに住んでいる理由」の撮影チームと撮影対象者となった東京羽田空港の清掃員・新津春子(郭艶春)さん。

【僕は南京大根】

16年からこれまで、「僕がここに住んでいる理由」は中国の複数のインターネットプラットフォームで70話配信され、若者の間で大人気になっている。そして、時々、ゲスト司会者として登場する竹内さんも中国でファンを持つようになった。

竹内さんは微博(ウェイボー)のアカウントを15年7月に作り、2年もたたないうちに、フォロワーの数は2万人近くになっている。「初めは妻に言われて微博をするようになった。でも、やっているうちに微博を通して、ファンとリアルタイムな触れ合いや交流をすることができることが分かり、やればやるほどおもしろくなった」と竹内さん。

撮影のほか、微博に投稿し、ネットユーザーのコメントに返信するというのが、竹内さんの日課となっている。街中でB級グルメの涼皮(麺料理)を食べる様子を自撮りしたり、最新のドキュメンタリーに関する「サプライズ」を発表したり、次回の内容に関する意見を募集したりと、竹内さんは微博を大いに活用している。

竹内さんは、「僕の中国語のレベルなら、他の人に代わりに返信してもらうと、すぐにばれてしまうため、微博の返信を誰かに頼んでしてもらうことはできない。あまりに完璧な中国語なら絶対に僕でない」とし、「ネットユーザーが僕の中国語を直してくれるのを楽しんでいる」と笑いながら話した。

竹内さんは、南京の鴨の血を固めたものが入った春雨スープのほか、中国のドラマ、特に、「虎媽猫■(■は父の下に巴。Tiger Mom)」、「Let's get married!」などの家庭をテーマにしたドラマが大好きだ。また、動画共有サイトの動画再生画面に流れるコメントを見るのが好きで、これらの特徴から、ネットユーザーたちが竹内さんのことを「ニセモノの日本人」と好意的に呼ぶコメントもあったという。

「僕はニセモノの日本人で、南京大根だ」。「ニセモノの日本人」と呼ばれることに、竹内さんはまんざらでもない様子で、正直でピュアな人を表す南京の地元の言葉「南京大根」で自分を形容する。

現在、竹内さんのチームは10人になっており、中国人もいれば、日本人もいる。スタジオは賃貸で十数平方メートルと小さく、「僕がここに住んでいる理由」のスポンサーもとても少ないものの、竹内さんは、「これからもドキュメンタリーを撮り続ける。そして、アジアの他の国にも行って、そこに住んでいる中国人を撮影したい」と語った。(編集KN)

「人民網日本語版」2017年6月5日


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