2017年9月8日  
 

中日対訳健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

新着|政治|経済|社会|文化
中日|科学|動画|対訳|企画
Apple新浪ツイッターFBLINE微信RSS
人民網日本語版>>科学技術

有人潜水艇「蛟竜号」のヤップ海溝の採取サンプルに注目集まる

人民網日本語版 2017年06月05日14:30

国家海洋局が4日発表した情報によると、有人潜水艇「蛟竜号」は4日、北西太平洋ヤップ海溝における今年初の潜水作業を完了した。採取した白い海綿4匹、美しいクモヒトデ1匹、岩石5個など、海底生物及び地質サンプルが注目を集めている。科技日報が伝えた。

国家海洋局第三海洋研究所研究員、本航行段階首席科学者の陳新華氏は「海綿は8000種類以上あり、4つの綱に分かれる。今回のサンプルはいずれも六放海綿綱で、その圧倒的多数の海綿が深海で暮らしている。外観から判断すると、4匹は少なくとも2つの種類に属している。これは同海域の海綿の分布を理解するため、価値あるサンプル資源を提供した。また深海は比類なき生物遺伝子資源バンクであり、海綿の体には共生微生物が存在する。これは新構造活性化合物を生む重要な源であり、未来の薬品の開発に向け有利な条件を整える」と説明した。

今回の潜水作業は技術潜水で、潜水深度は4187メートルに達した。主に潜水艇の作業状態とバランスを確認し、すべての機能・データの全面的な試験を行い、潜水艇そのものの作業ツールとしての技術性能を検証した。蛟竜号は5日、中国大洋第38次航海第3航行段階の7回目の潜水作業を実施する見通し。(編集YF)

「人民網日本語版」2017年6月5日

関連記事

コメント

最新コメント