中国青年新聞社社会調査センターと問巻網は先週、18歳から35歳までの若者2002人を対象としたアンケート調査を共同で実施した。この結果、回答者の70.3%は、「結婚に関する儀式やイベントは重要である」と考えていることが明らかになった。具体的には、「結婚指輪(59.6%)」、「結婚式(56.1%)」、「婚礼衣装(50.5%)」は、結婚時に不可欠であると認識されている。回答者の57.0%は、「結婚に関する儀式を執り行うことで、夫婦間の愛情やエネルギーがより多く生まれる」と考えていた。中国青年報が伝えた。
調査に回答した若者の男女比は、58.0%が女性で、42.0%が男性だった。
〇「結婚に関する儀式やイベントは重要」70.3%
結婚する際に不可欠なものとして挙がったトップ4は、「結婚指輪(59.6%)」、「結婚式(56.1%)」、「婚礼衣装(50.5%)」、「ウエディングフォト(49.9%)」だった。このあとに、「結婚披露宴(37.1%)」、「ハネムーン(35.9%)」、「結納金・結納品(29.9%)」、「持参金(29.3%)」、「ウェディング・カー(26.5%)」、「結婚式の招待状(24.5%)」が続いた。
浙江省メンタルヘルス促進会のメンバーで杭州市総工会(労働組合)恋愛・結婚特任専門家の凌子氏は、「経済的条件に見合う場合、結婚に関する複数の儀式やイベントは、やはり必要なものだ。結婚を祝う儀式を適宜執り行うことで、夫婦間の愛情がより強まり、それによって相手をより重視するようになる。夫婦がお互いに、相手に対する表現方法を学び、それによって夫婦関係が良くなるという好循環が生まれる」と指摘した。
天津婚姻家庭研究会会長で天津社会科学院首席専門家・研究員の潘允康氏は、次のような見方を示した。
「社会学的見地から結婚を考えた場合、結婚に関する儀式は、古くから存在していた。両家の親が取り決めた結婚が普通だった時代、結婚は双方の家庭・家族間の約束事であった。本質的にみると、結婚とは、社会的行為の一種であり、子孫が代々家を継ぐ、子供の教育を行うといった重要な社会的役割を担っていた。各家庭は、結婚という決まった形式によって、社会的承認を得る必要があると同時に、社会からも注目を持たれていた。古代は、一族に承認され、結婚式を執り行うことで、その婚姻が社会的に承認されていた。法治社会における結婚は、婚姻届の提出など法的手続に依拠しているとはいうものの、圧倒的多数の人が結婚式を行い、社会や友人たちに結婚したことを報告する形をとっている」。
今回の調査によると、回答した若者の70.3%は、「結婚に関する儀式やイベントは重要」との見解を持ち、「重要ではない」とした人は16.6%にとどまった。
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