「中米が連携して世界的試練を解決するたびに、両国関係は一層緊密化する」。董建華・全国政協副主席は14日にニューヨークで「これを基礎に、両国は建設的な中米関係を築くことが必ずできる」と述べた。中国新聞網が伝えた。
同日開催された中米ハイレベル経済貿易対話(中国国際経済交流センター、米国アジア協会政策研究院共催)の開幕式で董氏は「中米関係発展の過程において、経済・貿易交流は長年『バラスト』としての役割を発揮してきた。これと同時に人的往来も日増しに活発化し、数多くの中国人観光客・留学生が渡米し、両国民の相互理解を助けただけでなく、米国経済にも貢献してきた」と指摘。
「将来を展望すると、中米両国の経済関係は補完性を一層高め、中米関係の重要な部分であり続ける。だが中米関係全体の発展は経済・貿易関係のみに頼るべきではない。すでに近年両国は一連の重大な国際問題で協力し、若干の成功を得てきた」と述べた。
董氏はまた「金融危機対策、パリ協定締結推進、エボラ出血熱対策は、いずれも中米両国が協力して世界的な問題を解決した成功例だ」と表明。
「現在世界は、核なき世界の構築、宇宙空間の軍事化防止、サイバーセキュリティ、環境保護、テロ対策など早急な解決を要する多くの試練に直面している。こうした問題を単独で解決できる国はなく、多国間協力が必要であり、大国の参加も大変重要だ。こうした試練への対処時により緊密に協力するため、中米両国は各自の戦略的意図、経済・社会発展目標、試練と懸念を始めとする相互理解の深化に力を入れる必要がある」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年6月15日
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