▽海外遊学商品が供給不足
現在、大学受験後の「ストレス解消旅行」がホテル、旅行会社、航空会社など各産業がなんとしても成果を出したい市場になっている。北京市のオーダーメード旅行会社の石鵬飛・市場総監の説明によると、「ほとんどの旅行会社が毎年4月になると夏休みツアーの準備を始め、5月には海外長距離ツアーの予約受付を開始し、今頃から6月末頃までは旅行商品を発売すれば基本的にまたたくまに完売になるという状況だ」という。
石市場総監は、「従来型の団体ツアーではなく、近場の都市の観光地で民宿やコテージなどを借り、7~8人ほどの同級生と一緒に食事を作ったり、ゲームをしたり、現地の民俗文化を体験したりする。ここ数年はこうしたフリータイプの旅行が高校卒業生たちの間でよく行われるようになり、経済的に恵まれた生徒なら友達と海外旅行に行く。大学受験生の主な旅行先は中国を中心に韓国からシンガポールまで半円を描いた地域に集中しており、日本、東南アジア、香港地区、澳門(マカオ)地区、台湾地区がこの中に入る。
遊学ブームに乗って「海外大学の見学ツアー」がますます人気を集めている。価格がどんどん上がっているが、親たちは並んででも予約する。現在の英国への遊学旅行の価格は4万元(1元は約16.2円)ほど、オーストラリアは3万元ほど、アジアの日本やシンガポールは1万元から1万5千元の間だ。
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