▽より活用を目的とした高額消費
大学受験は終わったが、受験後の「充電」市場は今なお動いている。夏休みを利用して車の免許を取るのが、多くの受験生たちの必須アイテムだ。自動車学校の方でも大学入試の受験票があれば学費を値下げや割引をするなどさまざまな優遇措置を打ち出すところが多く、グループで入校すれば団体割引を適用するところもある。
免許のほか、トーフルやアイエルツの受験に備えた学校も人気があるが、これまでよくみられた夏の英語キャンプは徐々にオンラインレッスンに取って代わられている。
マンツーマンのオンラインレッスンで英語を教える■(刑のへんにおおざと)超さんは、「先週に大学受験が終わると、たくさんの受験生から問い合わせがきたので、1週間のレッスンのコマ数を5つ増やさなければならなくなった」と話す。従来型の夏の英語キャンプに比べ、オンラインレッスンはコストパフォーマンスが高いため、ここ2年間でますます人気になった。
取材した高校3年生の親は、「今年の大学受験で、子どもと一緒にシェア自転車に乗って試験場まで行ったし、謝恩会もしないでおこうと思う。それで浮いたお金で海外での『遊学体験キャンプ』を申し込む予定」と話した。
このケースからもうかがえるように、大学受験をめぐる消費が高額になり「1万元時代」などといわれるが、数年前の「イケイケ」で非理性的なお金の使い方に比べ、今の親たちは大学受験の後により多くお金を使おうとする。そうしたお金の使い方の方が「より着実だから」だという。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年6月15日
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