世界初のあらゆる4Gネットワークに対応したスマートスポーツウォッチ「FERACE3」がこのほど発売された。開発した魏運剣さんは発表会で、「現在、スマートウォッチをはじめとするウェアラブル機器は1.0時代から2.0時代へと加速的に進化しており、携帯電話から独立して使用できるようになったことが、ウェアラブル機器の2.0時代における重要な発展の流れだ」と述べた。「経済日報」が伝えた。
国民を挙げて体づくりの考え方が広がっているのにつれ、ますます多くの中国人がトレーニングの楽しさを味わうようになり、トレーニングブームを支えている。全国的にトレーニングがブームになり、消費の高度化の歩みが加速するのにともない、トレーニングに利用できるスマートブレスやその他のウェアラブル機器の売上増加ペースも日々加速している。
京東集団3C事業部の胡勝利総裁は、「ウェアラブル機器の発展の中で、市場ではスマートウォッチの今後に最も期待が寄せられる。スマートウォッチの売り上げの伸びはスマートブレスを抜き、オンライン売り上げの占める割合の優位性が明らかで、通話できるタイプにはより大きな成長の可能性がある」と話す。
だが現在の市場では多くのウェアラブル機器が「成長の苦悩」に直面してもいる。多くのスマートブレスや通話ができないタイプのスマートウォッチは携帯電話から独立して使用できず、使用場面が広すぎて焦点が絞り切れておらず、これが今後の成長を制約する大きな問題になっている。愛立信消費行為実験室が2016年に行った調査では、ウェアラブル機器の利用者の3分の1が、購入から数週間で機器をどこかに置きっぱなしにして使わなくなったと答えている。その原因として機能の利用に制限があること、(携帯電話から)独立して使用できないこと、ネットワーク接続機能が搭載されていないことなどが挙げられた。
また通話できるタイプのスマートウォッチでは、ごく少数のブランドしか十分な機能を備えておらず、連続使用時間と機能の面で改善が必要で、全体的な使用感の向上も必要だ。
専門家は、「ウェアラブル機器産業が1.0時代から2.0時代へと邁進するのにともない、携帯から離れて使用できるようになること、使用する場面を増やすことが、不可逆的な発展の流れになっている。一方で、ユーザーは消費理念がますます成熟し、ウェアラブル機器に対する位置づけはもはや以前のような『携帯電話の付属品』ではなくなり、ウェアラブル製品に独立した通信モジュールが搭載され、携帯をはじめとする他の機器から独立して使用できるようになることを望んでいる。また一方で、消費者のスポーツに対する好みはさまざまで、ユーザーはウェアラブル機器に設定されたジョギング、登山、自転車、水泳などさまざまなスポーツシーンに対応した機能を利用して、自分のデータを集め、データをより詳細かつ着実に分析評価したいと考えるようになっている」と指摘する。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年6月15日
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