台湾地区の各種商業活動において、「ネット有名人」の姿をたびたび目にするようになっている。「ネット有名人」エコノミーの成功を後押しするのは、まぎれもなく「フォロワー」たちだ。例えば、台湾大手モデル事務所Eelin(伊林)に所属する「ネット有名人」であるモデル・鄭雅匀は、フェイスブックのアカウントに10万人近いフォロワーを抱えており、コスメやメイクアップを投稿することで人気になり、広告モデル契約をゲットし、広告を投稿するなどしてお金を稼いでいる。
また、メーカーと直接提携して、商品の販売を行っている「ネット有名人」もいる。
Global Super Cewebrity Organization stars(GSCOstars)が主催する「Global Super Cewebrity Megagame」の台湾地区大会の主催者である、「台湾浩客創新発展股フン有限公司(フンはにんべんに分)」の尤浩宇董事長は、「台湾地区でも近年、たくさんのネット有名人が登場しているものの、その影響力は中国大陸部のネット有名人には遠く及ばない」と指摘する。
そして、「中国大陸部のネット有名人事業はマーケティングを盛り込むようになっている一方、台湾地区は依然として自己表現の範囲にとどまり、一発屋のネット有名人が多いため、長期にわたって利益をもたらすことができない」という。
白書によると、中国大陸部の「ネット有名人」の23.8%が既にマネジメント会社と契約を結んでいる。近年、創新工場や真格基金、光線伝媒、IDGなどの企業も「ネット有名人」のマネジメント会社に出資している。
第一財経商業データセンターが発表した「2016中国eコマースの人気者ビッグデータ報告」によると、16年の「ネット有名人」産業の産業価値は580億元(約9280億円)に達しており、15年の中国大陸部の映画の興行収入440億元(約7040億円)を上回った。
この巨大な市場は、台湾地区のネット有名人や企業にとっては大きな魅力ある市場となっている。
尤会長は、「台湾地区の若者は創造力に富んでいるものの、市場における経験が不足している。私たちは、このようなイベントを通して、クリエイティブ能力のある台湾地区の若者に、系統立てたトレーニングを受けてもらい、中国大陸部で活躍する機会を提供したい。そして、それらの若者にできるだけ早く、企業やメーカーのブランドをPRをサポートできるようになってもらいたい」としている。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年6月22日
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