首都経済貿易大学と社会科学文献出版社は26日午後、「北京・天津・河北青書:北京・天津・河北発展報告(2017)」を共同で発表した。青書によると、北京・天津・河北共同発展において、交通一体化の発展が過去3年の発展プロセスを経て、最も著しい成果を挙げており、「1時間交通圏」の構築が進んでいる。千竜網が報じた。
青書課題チームの専門家によると、鉄道方面では、都市間鉄道が発展の重点となっているという。現時点で、北京・天津地区の鉄道建設は、北京-天津、北京-保定-石家庄、北京-唐山-秦皇島の3路線を主軸とし、鉄道建設のネットワーク化構造がほぼ具現化している。また、都市間鉄道連絡線のS6線も建設が進められており、将来的には首都国際空港、新空港、沿線の各新都市と繋がる交通環状幹線が完成し、中心都市と新都市・北京周辺の主要都市間を密接に結ぶ快速交通体系が構築される。
道路建設については、「断頭路(先端が切れてしまい、他の道路に繋がっていない道路)」問題が、明らかに解決の方向に向かっている。北京・天津・河北エリアの京台(北京-台湾)、京昆(北京-昆明)、京港澳(北京-香港-マカオ)、首都エリア環状線など12本の高速道路の「断頭路」および幹線道路の「ボトルネック道路」計1400キロメートルの相互接続・開通あるいは容量拡張が実現した。特に、昨年末に密涿(北京市密雲県-河北省涿州市)河北区間が開通したことで、約1千キロメートルに及ぶ首都エリア幹線高速道路の代替道路が全線開通の運びとなった。北京と承徳・廊坊などの結節都市を全体的に連結するこの道路ネットワークは、北京・天津・河北エリアの高速道路の新構造の形成を推進する役割を果たしている。
このほか、港湾建設については、北京・天津・河北エリアにおける物流レベルが著しく向上した。空港建設では、同エリアの空港群の基本形がほぼ完成し、北京新空港の陸側交通システムの完備も進んでいる。また、首都新空港を中心とした世界レベルの航空中枢の原形がすでに確立している。
また、青書課題チームは、北京・天津・河北エリアでは、北京と覇州を結ぶ鉄道など9件のプロジェクトを2020年までに実施する計画であることを明らかにした。今後、中部核心エリアにある主要都市では「30分-1時間交通圏」が、中心都市間では「1時間-2時間」交通圏が、中心市街地と周辺都市の間では「30分-1時間交通圏」が、それぞれ形成される見通しとなっている。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年6月28日
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