最近、あるフランス人男性が話題をさらっている。
この男性はネット上で、中国インターネットサービス大手・騰訊(テンセント)の馬化騰・最高経営責任者(CEO)宛てとする動画を製作し、さらに、中国のネットユーザーにその動画を馬CEOに送ってほしいと頼んでいる。
中国の生活を絶賛する理由は?
「遅れてる!周りのみんなにフランスのハイテクはすごいって言われるけど、中国からフランスに帰国するたびに、10年前にタイムスリップしたような気持ちになる」。
中国で8年生活しているこのフランス人男性は、中国での生活はフランスよりもずっと便利で、フランスは時代遅れだと感じているという。
「例えば、母親に何かを買ってあげたいと思ったのに、財布を忘れたとしよう。中国なら、財布も現金も携帯する必要がなく、スマホでQRコードをスキャンするだけで、支払いを済ますことができる」。
「でも、フランスなら、銀行カードもしくは現金が必要で、とても面倒だ。あまりにも時代遅れだ!」。
微信に夢中!
「中国でもApple Payを使えるけど、スターバックスで朝昼晩食事をするという状況でもないと、Apple Payはほとんど使い道がない」。
このフランス人男性は、「騰訊、僕は君にやられたと感じている。なぜなら、微信(Wechat)に完全にはまってしまったから」とし、「今フランスに帰ったら、悲惨なほど時代遅れになっている。騰訊よ、なぜフランスに来て市場開拓してくれないの?」と訴えている。
また、動画の中で、「微信が好きなのは、モバイル決済がとても便利であるだけでなく、その他にもいろんな機能が搭載されているから。もし、友達にお金を送ろうとしたときに、Paypalを使ったり、口座振り込みしたりしていたら、とんでもなく時間がかかってしまう。あまりにも時代遅れだ。それに、それらの方法では手数料がかかってしまう」と話している。
「メッセージを送りたい時に、スマホを見ると、7種類のアプリがある。どれも、メッセージを送るためのアプリ。今は誰でも微信をダウンロードできるけど、微信に搭載されている機能も、僕は好きなんだ!」
「今、フランスで列車や飛行機のチケットを買うのはとても面倒くさい。ほとんどのフランス人は、中国の便利なデリバリーサービスのことは知らない」。
「フランスは本当に田舎みたい」。
「馬CEO、フランスに来て!僕はこれまでに、米国や英国、フランスなど、いろんな所に行ったことがあるけど、どこも時代遅れで、こんな便利な機能はない。フランスにはこれが必要。あなたが発明したものは本当に素晴らしくて、実用的だ!」(編集KN)
「人民網日本語版」2018年1月8日
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