第2に、安倍首相の改憲日程にとって大きな打撃となる。安倍首相は本来、今年秋の臨時国会で憲法改正案を提出し、2020年より前に国民投票を行う考えだった。だが今回の選挙の反映した民意を見ると、たとえ安倍首相が国会の改憲勢力を集めて改憲案を提出しても、国民投票で民意に強く阻止されるだろう。
第3に、政権基盤が不安定になる中、安倍政権は外交・安保・軍事政策で冒険色を濃くすると見られる。安倍首相は就任後、「外交カード」「安保カード」を度々民意を刺激し、支持率を保つ道具としてきた。今回の大敗後、軍事・安保分野で視線をそらし、さらには無謀な行動に出る可能性が排除できない。
第4に、小池新勢力が今回の圧勝を機に、政界を再編し、野党民進党さらには自民党内の反安倍勢力を取り込み、最終的に小池対安倍の局面を形成する可能性が排除できない。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年7月4日
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