ビジュアル的な部分を楽しむほか、中国ドラマを見ると、生活についていろいろと考えさせられるという。「心術」を見ていた時は、微信(Wechat)のモーメンツに、「人はただ生きるために生きるのではなく、生きるにも最低ラインというものがある」と書き込み、「好先生(To Be A Better Man)」を見終わった時には、「本当の意味でいい人とはどんな人なのだろう?」と書き込んだ。
毎晩、床に就く1時間前、林さんは晩酌しながら中国ドラマを鑑賞し、その時間が1日の中で最もリラックスできる時間という。面白いドラマを見つけると、週末は1日中ドラマ漬けになり、さらに、朝早く起きてドラマを見てから会社に行くこともあるという。
ドラマをたくさん見て、「中国語のヒアリングや会話も上達したし、中国の歴史や文化、風土、人情なども理解できた。さらに、中国人の日常生活の細かいところや物事の対処の仕方なども知ることができた」と収穫もたくさんあるという。そして、中国人との会話のネタもでき、北京方言の中国語を時々話すと、中国人から喜んでもらうことができ、たくさんの中国人の友だちを作るきっかけにもなっている。そして、それらの中国人の友人が、また面白いドラマを勧めてくれる情報源になっている。今では、北京だけでなく、上海や広州にもその「輪」が広がっており、面白いドラマがあると、誰かがすぐに教えてくれたり、DVDをプレゼントしてもらったりするという。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年7月6日
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