日本のテレビでは、視聴者が家にある骨董品を持ってきて、骨董品のプロがそれを鑑定するという番組がよく放送されている。ある番組で、一般人男性の家にあった中国近代の書画家・張大千の肉筆の作品が、500万円と鑑定された。その鑑定結果に、同男性は大喜びし、「これはおじさんが残したもの。そんな高価なものだとは思ってもみなかった」と話した。同番組では過去に、鑑定結果2億円という中国の青銅器もあった。所有者はあるプロの囲碁棋士で、約40年前、米国で囲碁を教えていた時に、その人の家にあった生け花をカメラに収めた。そして、日本に戻ることになり、その人にカメラを分けてくれないかと言われたので、カメラと生け花に使っていた鉄製の花瓶を交換した。帰国後、その花瓶が見れば見るほど普通のものではないように感じたといい、鑑定の結果非常に珍しい青銅器であることが分かった。
専門家によると、現在、中国の骨董品は高騰しており、日本の民間にはまだたくさんの「お宝」が眠っているという。そのため、「家に中国の骨董品があれば、もしかすると『お宝』かもしれないので、慌てて処分しないように」と呼び掛けている。
もちろん、同番組に出てくる中国の骨董品も、コピー品であることが少なくない。その多くは、中国で改革開放(1978年)が実施された初期に、日本人が中国で買ったり、プレゼントとしてもらった品だ。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年7月17日
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