外交部(外務省)の陸慷報道官は19日の定例記者会見で「イラン核問題の包括合意は多国間主義の重要な成果であり、関係各国には合意をしっかりと維持、履行する責任がある」と表明した。
【記者】米国務省は18日の声明で、イランが包括合意の義務を引き続き履行していることを確認し、包括合意に基づく核分野の制裁停止の継続を表明する一方で、イランによる弾道ミサイル実験やテロ支援について、合意の精神に反すると批判した。米国は同日、中国の民営企業と個人を含むイランに関わる11組織と7個人への一方的制裁を発表した。これについてコメントは。
【陸報道官】イラン核問題の包括合意は多国間主義の重要な成果であり、不拡散を含む焦点となる国際問題の政治的・外交的手段を通じた平和的解決の模範だ。合意達成から2年間、イランは核分野の措置を真摯に履行し、各国はイランとの経済・貿易協力を強化し続けてきた。これは国際社会の願いに合致する。関係各国には合意をしっかりと維持、履行する責任がある。
効果的な国際協力は関係各国間の必要な相互信頼にかかっている。中国側はいかなる形の拡散行為にも断固として反対し、国際的な義務と約束を厳格に履行する。
同時にわれわれは、関係国による自らの国内法に基づく他国への「管轄権の域外適用」に一貫して反対している。これは関係各国の相互信頼増進の助けにならず、国際問題を協力して解決する各国の努力の助けにもならない。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年7月20日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn