中国の写真加工アプリが世界中で大人気
海外で話題をさらっている中国のアプリといえば、写真加工アプリだ。この種のアプリが登場してから、海外のネットユーザーらがソーシャルメディアに投稿する画像の「作風」も一変。美しく幻想的な自撮り写真が続々と投稿されるようになった。
米誌「タイム」は、「中国の写真加工アプリが突然至る所に出現」という題の記事を掲載し、中国の写真加工アプリが「一夜」のうちに西洋で大人気になった様子を伝えた。雑誌「ニューヨーク」にいたっては、写真加工アプリの使い方を説明する記事まで掲載した。
英誌「デイリー・テレグラフ」によると、今年アカデミー賞で主演女優賞を受賞したブリー・ラーソンは、自身のSNSのアカウントに自分で作成したイラスト画像を投稿し、2時間もしないうちに「いいね!」1万個が寄せられた。ブリー・ラーソンは、「もし、SNSのどこを見ても魅力的な自撮り写真ばかりというなら、中国のアプリに感謝しなければならない」とコメントした。
実際には、写真加工アプリは欧米のほか、ロシアでも大人気となっている。ロシアのニュースサイト・スプートニクの報道によると、ロシアのネットユーザーは、このユニークなアプリに夢中になっており、加工した画像を続々と投稿している。ネットユーザーらはアプリを使って、不必要な背景やニキビ、目の周りのクマを消したり、良いスタイルや長い足に見えるように加工したりしている。
ラテンアメリカでも、写真加工アプリの市場が急速に成長している。ブラジルメディアによると、ブラジルは世界において、写真補正アプリ「美図」の利用が7番目に多い国になっている。美図のブラジル業務を総括するLudmilla Veloso氏は、「ブラジル人はどんな写真加工アプリでも大好きだと思う。なぜなら、ブラジル人はとてもオシャレ好きだから。アプリと言うと、以前は米国のアプリにばかり注目していたが、中国のアプリの方がブラジル人に人気が高いこともある」と分析している。
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