7月30日、神奈川県相模湖交流センターで、殉職者を追悼する歌を歌う小学生ら。
追悼会は、相模湖・ダム建設殉職者合同追悼会実行委員会が主催。相模湖のある神奈川県や相模原市の自治体職員や在日華僑、在日朝鮮人、在日韓国人などの団体の代表が出席した。
相模ダムは、日本で初めての多目的用途を備えた「人造湖」で、1940年に起工、47年に完成した。神奈川県の貴重な水がめとなっているほか、水力発電や観光の面でも重要な役割を果たしている。同ダムの建設には、労働者延べ360万人が従事。朝鮮人や韓国人、日本人のほか、旧日本軍により強制連行された中国人約300人も建設に参加した。過酷な労働条件に加え、非人道的な扱いを受け、中国人労働者28人を含む労働者83人が命を落とした。
追悼会は、地元住民らでつくる合同追悼会実行委員会が1979年から毎年7月末に開いている。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年7月31日
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