7月30日、神奈川県相模湖交流センターで、追悼会に参加した人々。
神奈川県立相模湖交流センターで30日、第二次世界大戦中に相模ダムの建設に参加し、命を落とした中国人や日本人の労働者を追悼する「相模湖・ダム建設殉職者合同追悼会」が行われた。新華網が報じた。
追悼会では、地元の小学生3人が、中国、日本、朝鮮(韓国)の3民族を象徴するロウソクに火をともしたほか、出席者全員が起立して殉職者に黙とうを捧げ、献花した。
在日本中国大使館の邵宏偉・一等書記官は挨拶の中で、「日本の中国侵略戦争において、中国人約4万人が日本に強制連行され、基本的人権が守られることのない状況下で過酷な労働を強いられた。そして、大勢の労働者が亡くなった」と指摘し、その上で、「今日の追悼会をきっかけに、歴史の教訓を銘記し、過去の悲劇が二度と繰り返されることがないことを願っている。そして、今日この日が、平和を守り、素晴らしい未来を切り開くための新たなスタートとなることを願っている」と語った。
追悼会では、参加した小学校の児童らが合唱を披露し、犠牲者への哀悼や平和な未来を願う思いを表現したほか、追悼会終了後には、一部の参加者が相模湖ダムに花を投じて追悼した。
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