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神奈川県相模ダムの建設中に亡くなった中国人労働者などを追悼する会

人民網日本語版 2016年08月01日15:25

神奈川県の相模湖交流センターで7月31日、「相模湖・ダム建設殉職者合同追悼会」が行われ、第二次世界大戦中、ダム建設作業中に亡くなった、日本人や中国人労働者などを追悼した。新華社が報じた。

追悼会で哀悼の言葉を述べた在日本中国大使館の汪■参事官(■はおうへんに宛)は「近代、日本の軍国主義が起こした侵略戦争は、中国など多くのアジア諸国の国民に大きな災難をもたらしたほか、日本人も深い傷を負った。日本が中国を侵略した期間、4万人以上の中国人労働者が日本へ強制連行され、多くの労働者が亡くなった。戦争が終わって71年経ったが、この事を振り返ると依然として心が痛む」とし、「今回の追悼会は、日本国内における侵略行為の歪曲や美化に対する、強い牽制となる。過去の経験を忘れずに、将来の戒めとするべき。歴史と向き合うのは、日本とアジア各国の友好交流の基礎で、日本は二度と同じ間違いを犯してはならない」と指摘した。

相模ダムは、戦後にできた多目的ダム湖(人口湖)としては日本初で、1940年に建設が始まり、47年に完成した。現在も神奈川県民にとって貴重な水がめであり、発電所もあるほか、レジャースポットともなっている。ダム工事には、延べ360万人の労働者が動員。朝鮮人、韓国人、日本人の労働者のほか、中国を侵略した旧日本軍に強制連行された中国人労働者300人も含まれていた。非常に劣悪な労働環境に加え、非人道的な扱いを受け、氏名の記載がある労働者だけでも83人が命を落とし、そのうちの28人が中国人労働者だった。

それら犠牲となった労働者に哀悼の意を表すため、日本の有識者や進歩的団体は「相模湖・ダム建設殉職者合同追悼会実行委員会」を発足させ、79年から毎年7月末に追悼会を行っている。(編集KN)

「人民網日本語版」2016年8月1日 

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