王毅外交部長(外相)は7日、フィリピン・マニラで開かれたASEANプラス3(中日韓)外相会議に出席した。人民日報が伝えた。
王部長は「昨年以来、各国が積極的に推し進める中、ASEANプラス3の実務協力は新たな進展を得た。ASEANプラス3協力の始動から今年で20年になる。過去20年間、ASEANプラス3協力は2度の金融危機の洗礼を経て、東アジア協力の主要ルートとなるとともに、アジア地域で最も制度の整った、最も成果の著しい協力体制の1つとなり、東アジア諸国の対話・協力推進、地域の発展・繁栄促進に重要な貢献を果たしてきた。ASEANプラス3協力20年の発展の歩みから得られる重要な啓示が3つある。第1に、制度整備が保障である。第2に、実務協力強化が原動力である。第3に地域統合促進が方向性である」と表明した。
ASEAN各国外相はASEANプラス3の地域協力の主要ルートとしての役割を十分に認め、ASEANプラス3協力の実り豊かな成果を積極的に評価。中日韓が引き続き取り組みを強化し、ASEANの共同発展・繁栄の実現を助けることを希望した。また、11月にマニラで開かれるASEANプラス3首脳会議について、一層の実務的成果、経済・金融・インフラ・人・文化分野の協力の深化、テロなど非伝統的安全保障上の脅威へのより効果的な対処を希望した。
中日韓外相はASEAN共同体構築への支持を表明。域内包括的経済連携(RCEP)交渉の早期妥結、自由貿易体制の維持を希望した。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年8月8日
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