桂林を観光した入船亭遊京さん(左)と許飛さん
安徽省阜陽市出身の青年・許飛さんは、浙江大学を卒業し、ある通信会社で約8年働き、2014年7月に東京へ赴任した。そんな許さんは、日本の落語家・入船亭遊京(いりふねていゆうきょう)さんと二人で今年上半期、中国一周旅行を成し遂げた。二人は片道切符で中国へ行き、80日間かけて2万5000キロの旅をし、30の省・直轄市・自治区を訪問した。安徽網が報じた。
このクレイジーな旅のテーマは「人倫大同、平和友好(人は誰でも、民族と国家を越え、家族を想い、故郷を懐かしむという点で同じである)」。計123の個人や企業が二人のスポンサーとなった。許さんは取材に対して、「旅の途中で買った切符は全て片道切符。戻ることはせず、一つの都市、一つの場所を1回見るのみだった」とし、時間があまりないため、1つの省につき、2ヶ所を観光したと説明した。
二人の旅は新疆維吾爾(ウイグル)自治区阿拉山口からスタート。吐魯番(トルファン)市、甘粛省嘉峪関市などに向かい、天山、祁連山脈、ゴビ沙漠、風力発電の風車、油田発掘のボーリングなどを見学した。雄大で目まぐるしく変わる景色に、入船亭遊京さんは驚き、感激していたという。「標高6000-7000メートルの高い山を何度も通過した。日本の富士山でも標高3千メートルほど。入船亭遊京さんは旅の途中ずっと、『中国は素晴らしい』と感激していた」と許さん。二人は安徽省で、銘茶である黄山毛峰や六安瓜皮、祁門紅茶などを飲んで楽しんだ。同省にある「天下一の山」と呼ばれる黄山に登った時、入船亭遊京さんはその絶景に息をのんだという。
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn