米アマゾン社はこのほど、中国を含む世界規模で自動運転技術を利用した全く新しいスマート供給チェーンシステムを他社に先駆けて展開することを明らかにした。このチェーンシステムは自動的に予測し、自動的に調達し、自動的に在庫を補充し、自動的に商品を倉庫に振り分け、自動的に顧客のニーズを踏まえて在庫を調整し正確な商品発送を行い、膨大な商品在庫に対して自動化された正確な管理を可能にするものだ。ほぼ全行程で人手が不要になるという。「北京晨報」が伝えた。
アマゾングローバルの薛小林副社長(アマゾングローバル物流部門の中国代表)は中国で初めて打ち出す「革新デー」の当日、「アマゾンはグローバル化されたスマート物流システムを通じて、大量の商品の地域や国境を越えた調達と配送を実現させた。これはアマゾン独自のもので、短期間ではコピーできない優位性を備えている。スマート供給チェーンは未来のビジネスバージョンアップにおける『最強の頭脳』であり、これが受注を背後で支える商品発送のロジックや効率を決定づけ、顧客の利用体験に直接影響を与えることになる」と話す。
アマゾンはチェーンシステムと同様、末端の配送モデルでも世界規模で進化を牽引してきた。2013年には、他社に先んじてドローンを利用することで受注から30分以内に商品を届ける新しいモデルを打ち出した。16年12月には、英国で初のドローン配送テストを成功させ、受注からわずか13分で商品を届けた。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年8月21日
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