◆模倣する側からされる側に
英デイリー・メールによると、アカデミー賞主演女優賞に輝いた米女優のブリー・ラーソンは、個人のSNSアカウントで中国の写真加工アプリを使った写真を投稿し、2時間で1万件以上の好評を集めた。
実は現在、多くの中国アプリが海外で好評を博し、外国人を魅了している。
南太平洋の島国サモアから中国に留学して3年になるミシリンさんは、スマホに複数のデリバリーアプリをインストールしている。ミシリンさんは、「中国でよく使うのは、『美団』と『Eleme』。それらのアプリにはたくさんのショップ、料理があり、そこで注文すれば家まで届けてくれる。休みの時に帰国すると、デリバリーアプリがない生活は本当に不便」と話した。これはミシリンさんと、多くの外国人留学生に共通する思いだ。
これらの不便も、徐々に解消されている。中国のIT企業が次々と海外進出し、海外に根ざし、現地化されたインターネット応用方法を創出し、発展させている。
シェア自転車は、外国人の若者に中国の「新四大発明」の一つに選ばれ、米国、英国、シンガポール、カザフスタン、日本、イタリアなどに進出し、現地の人々に便利な暮らしをもたらそうとしている。英フィナンシャル・タイムズには「中国が世界の革新をけん引する一例」と評価された。モバイル決済は多くの留学生が最も持ち帰りたい「中国の特産品」になっており、今や海外に根ざし現地で発展している。さらに「インド版支付宝」、「タイ版アリババ」、「フィリピン版微信」、「インドネシア版滴滴」も、現地人に「インターネット+」の便利さと実用性を実感させている。
中国インターネットアプリの世界進出が加速中だ。Cheetah Global Labのデータによると、米国、ドイツ、カナダなどの先進国、インド、インドネシア、ブラジル、メキシコなどの発展途上国において、中国製の各種インターネットアプリが非常に重要な地位を占めている。
なぜ中国のアプリが、これほど多くの外国人ファンを集めているのだろうか。需要とのマッチング、簡単な操作の他に、先端と革新という最大の特長がある。フランスのオンライン動画会社のブランドマネージャーが、「中国のインターネットモデルは革新的という点で先を走っており、中国の役割も模倣する側からされる側に変わりつつある」と指摘した通りだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年8月21日
![]() |
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn