シンガポール中国学者学生聯合会の岳裕豊・秘書長の周りの学生らは、支付宝や微信銭包(WeChatウォレット)などを使っていない。留学して数ヶ月後に中国に戻ると、学生らは「時代遅れになっている」と感じるという。
「ある学生が帰国してパンを買いに行ってお金を払うと、『スキャンしないの?』と聞かれたらしい。中国では今、果物を売る露店でさえ、QRコードをスキャンして決済できる。前まで、『外国は進んでいる』と言っていたが、今は中国のほうが最新技術をいち早く採用している。改革、イノベーションを最も重視しているのも中国。今、中国の改革、イノベーション発展のスピードは他の国々を超えているというのが多くの留学生の共通の認識」と岳秘書長は話した。これらを背景に、卒業後は中国に帰国するという中国人留学生が必然的に増えている。昨年シンガポールで博士課程を修了し、中国に帰国した人の数も過去最多を更新した。
中国教育部(省)が発表した「2016年度中国人留学生の状況統計」によると、2016年度、中国に帰国した人の数は43万2500人。うち、政府派遣の留学生が2万2500人、企業派遣の留学生が2万人、私費留学生が39万人だった。15年度の統計と比較すると、留学生数と留学後帰国している人の数がいずれも増加している。帰国者数は2万3400人増(5.72%増)だった。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年8月22日
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