湖北省武漢市の街頭に、自動でロープを張り歩行者の信号無視を防止する装置が登場し、ネット上で話題になっている。赤信号になると、装置が自動的に赤い警戒ロープを張り、歩行者の信号無視を防止する。信号が青に変わると、このロープが自動的に上がり、歩行者が通行できるようになる。この装置はネットユーザーから「信号無視防止の神器」と呼ばれている。同市の交通管理部門によると、同装置の稼働開始から2ヶ月間でその効果は顕著となっており、この交差点の歩行者が交通規則を守る割合が95%以上に達したという。新華社が伝えた。
この装置の外観は巨大なゲートのようで、上部に設置された液晶パネルは「信号を無視せず、文明的な武漢市民になろう」といった標語を表示する。信号が赤になると、均等な速度でロープが張られ、歩行者による信号無視を阻止する。また両側からは、音声で「赤信号です、信号無視を禁止します」と警報が出る。青になると、ロープがサッと上昇し、「青信号です、交通安全に注意し慎重に渡ってください」と音声が出る。
武漢市公安局東湖新技術開発区分局交通大隊秩序科の人民警察である劉平氏によると、この装置は今年2月から使用開始されており、信号の変化に基づき自動的に稼動している。いままでのボランティアがロープを張り笛を鳴らし注意するという手段から、この装置で歩行者の通行を規範化している。一般的な交差点で歩行者が交通規則を守る割合は約90%だが、この装置が稼働してからは95%以上に上がり、信号無視が目に見えて改善されたという。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年8月30日
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