中国石油化工集団は27日、新疆ウイグル自治区西北油田におけるアジア最深の「順北9井」の掘削を正式に開始した。設計上の掘削深度は8593メートルに達し、アジアで現在最深とされている四川省「馬深1井」の8418メートルという掘削完了深度を上回ることになる。科技日報が伝えた。
同社西北油田子会社は2016年、タリム盆地で油ガス田を発見。面積は2万8000平方キロメートルに達し、確認埋蔵量は17億トン(石油は12億トン、天然ガスは5000億立方メートル)とみられている。しかし同油田の平均深度は7400メートルに達し、掘削の技術的な難易度が極めて高い。
西北油田探査院の李宗傑副書記は、「順北油ガス田は地下18本の巨大な断裂帯によって形成されている。各断裂帯には大量の原油もしくは天然ガスが埋蔵されている。我々の任務はこの断裂帯に埋蔵されている油ガスを掘り出すことだ」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年8月31日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn