フィンランド最大のデパート・ストックマンはこのほど、同国のモバイル決済企業ePassiとの提携に調印し、「支付宝」(アリペイ)を店舗での購入時の決済方法として導入することを決定した。新華社が伝えた。
ストックマングループのアンナ・サルミ最高コミュニケーション責任者(CCO)は、「支付宝は決済手段であるだけでなく、先進的なショッピング理念を代表するものでもある。支付宝の決済サービスをまずヘルシンキの中心部にあるストックマンの旗艦店で採用し、徐々に国内のすべてのストックマン店舗へと広げていく。さらにバルト海沿岸諸国のストックマン店舗へ拡大する可能性もある」と述べた。
データをみると、中国人観光客は今やストックマンにとってロシア人観光客に続く2番目の海外からのお得意様だ。サルミCCOは、「こうした点からいって、支付宝サービスの導入により弊社の重要な顧客クラスターは彼らが慣れ親しんだ方法で買い物ができるようになり、これは弊社にとって重大な意義があることといえる」と述べた。
ePassiのリスト・ベルカラ社長は、「ストックマンはフィンランドでトップの小売企業グループであり、今回の支付宝導入は支付宝のフィンランドでの一層の普及拡大に向けて、さらには世界での一層の普及拡大に向けて一里塚の意味をもつものだ。ePassiと支付宝の協力を力強く推進する効果もある」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年9月3日
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