成都国際マラソン名誉大使を務めるサマランチ・ジュニアIOC副会長(資料提供:主催側)
サマランチ・ジュニア副会長は、取材に対し、「父と中国との切っても切れない縁は、この特別な意味を持つメダル授与式から始まった」と話し、以下の通り続けた。
「父・サマランチは、中国に対してとても深い感情を抱いていた。父が成し遂げた最も重要な業績の一つは、中国がオリンピックで重要な一歩を改めて踏み出す手助けをしたことだ。全てが1984年に始まった。父はロサンゼルス大会で、自らの手で、中国が五輪史上初めて獲得した金メダルを授与したのだ」。
サマランチ氏は1986年、成都で初めて開かれた大型マラソン大会に、大会運営費の一部として1万ドル(約110万円)を寄付した。
サマランチ・ジュニア副会長は去年、父の遺志を継ぐ形で、IOC副会長に選ばれた。彼も父親と同じように、中国のスポーツ発展に対して非常に高い期待を抱いていた。「中国は、体育事業において他国に後れを取っていた状態から、今では世界スポーツ大国の上位に名を連ねるまでとなった。夏季大会での中国の活躍ぶりは素晴らしく、卓越した成績を残すことができた」とサマランチ・ジュニア副会長。
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