中国人力資源・社会保障部(省)の尹蔚民部長は9月15日、第1回全国起業就職サービス展示交流活動の開幕式典で、大衆による起業・革新(イノベーション)活動がさらに踏み込んで展開されていくとともに、中国の大学生による起業に対する熱意が高まっており、2016年に新たに会社を興した大学生起業家数はすでに61.5万人に達していることを明らかにした。
今回の活動は山東省済南市で行われ、全国起業・革新ウィークにおける重要なコンテンツの一つとして、9月19日まで開催される計画だ。同活動は人力資源・社会保障部と山東省人民政府によって共催されている。
ここ数年、人力資源・社会保障部は起業に関する研修を増やしているほか、起業サービスの最適化や起業政策の完備を進め、各分野の人々の起業・革新を促進と中国の就職状況の全体的な安定の維持に積極的な役割を果たしてきた。全国起業・革新ウィークをきっかけとして、今回の交流活動で業界内の交流を更に促進し、業界の発展をリードし、起業・革新の発展をサポートしていくことを目指している。
尹部長は開幕式典の席で、「2013年以降、中国で新たに会社を興した企業の数が毎年20%以上の増加を実現しており、同期比で新たな雇用先増加への寄与率が40%近くに達している。また、出稼ぎ労働者が故郷に戻って起業する現象も発展を続けており、11%の出稼ぎ労働者が故郷に戻り、起業を選択している。そのほか、海外留学者が帰国して起業するブームもおさまる傾向はなく、科学研究者による起業革新も更に勢いを増している。数多くの失業者も自ら起業することで、自活を実現している」とした。
今回の活動はテーマ別の展示と専門的な交流の二つからなり、テーマ別の展示は総合展示エリア、起業研修エリア、起業サービスエリア、就職サービスエリア、アイデア起業エリアの五大展示エリアに分けられ、全国各地から優秀プロジェクト170件を集め、起業研修、起業サービス、就職サービスなどの新しい理念や方法を紹介し、中国の起業就職サービスの新たな業態を全方位的に披露している。(編集HQ)
「人民網日本語版」2017年9月19日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn