世界のブロードバンドの普及状況に関する国連レポート「The State Of Broadband 2017」によると、2017年末の時点で、インターネットに接続できない環境にある人は世界人口全体の52%にあたる約39億人に上る見通し。ロシア・スプートニクの報道を引用して中国新聞網が伝えた。
以下は報告の概要。
2017年末の時点で、ネット接続が可能な環境にある人は世界人口全体の48%にあたる約35億8千万人に達する見通し。2016年末の時点では、ネット接続が可能な人は、全人口の45.9%、約34億人だった。
ネット接続が可能な人の割合を地域別に見ると、ヨーロッパが最も高く79.6%、独立国家共同体(CIS:ソビエト連邦崩壊後、連邦を構成していた12ヶ国によって結成された、ゆるやかな国家連合体)が67.7%、アメリカ大陸が65.9%、アジア・オセアニアが43.9%、中東が43.7%、アフリカが21.8%。
ネット利用者を国家別に見ると、中国が最多で7億人。また、中国では、ネットワーク上の通信流量全体に占めるモバイルネットワークの割合が57%と、世界平均をやや上回っている。ネット利用者が世界で2番目に多いのはインド(3億5500万人)だった。
ネット利用者が人口全体に占める割合が最も高い国トップ5は、アイスランド(98.2%)、リヒテンシュタイン(98.1%)、バーレーン(98%)、アンドラ(97.9%)、ルクセンブルク(97.5%)。中国は53.2%、米国は76.2%、ロシアは76.4%。ネット接続状況が最も悪い国は、アフリカにあるエリトリアで、ネット利用者が総人口に占める割合は、わずか1.2%だった。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年9月21日
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