海外で自信に満ち溢れた姿を披露する中国人留学生
4000年に一人の美少女と称されるSNH48のキクちゃん(チュー・チンイー)や大学のミスコンでグランプリに輝いた艾さんなど、中国人は今、「感情を表に出さない」、「大人しい」という外国人が持つ堅いイメージを変え、「オープン」、「自信に満ちている」というイメージを世界で発信している。
昨年8月、「ミスター・ワールド」が英国で開催され、米国に留学している中国人・常洲盛さんが、46ヶ国から来た50人の候補から、トップ10に入り、最優秀ファッション賞を獲得した。
常さんと大学時代に親交が深かった林桀さんは、「彼は中国人の顔、中国人の体つきで、内面も中国人。彼のすごいところは、真の中国のイメージを世界に発信し、外国人の中国人に対する堅いイメージを変えてしまったところ」とした。
海外で生活する人の民度が、その人の振る舞いを左右する重要な要素となる。「場面に合わせてふさわしい言動をし、時には紳士的な振る舞いをしたり、時には場の雰囲気を盛り上げたりするというように、臨機応変な態度が必要。グローバルな環境に溶け込むためには、横暴な態度をとってはならず、あまりに大人しすぎるのもだめ」と常さん。
また、「交流する時には言語もとても重要。僕は子供のころから英語をマスターし、どこの国へ行っても、仲のいい友達がたくさんできる。だから、グローバルな環境でも、不慣れで緊張したりすることはなく、自分を表現して溶け込むことができる」と話した。
中国が発展し留学生も胸を張って海外で生活 中華文化も海外で人気
近年、中国人留学生の数は右肩上がりで増加している。中国の経済が発展し、政策も調整されているのを背景に、留学するハードルは低くなってきており、多くの一般家庭が子供を海外に送り出し、それらの若者が中国人の新たなイメージを作っている。
国力の水準も、中国人の海外での交流における姿勢に大きな影響を与えている。留学生は海外で学業に励むと同時に、中国のイメージに大きな影響を及ぼしている。国力が衰退すると、留学生は自信を持つことができず、逆に国力が強大になると、留学生はポジティブで活発になる。
そのことを常さんも実感しており、「今の中国は以前と比べてオープンで、強大な国になった。中国人として、僕も外国で胸を張り、自信を持って暮らせる」とした。
「ミスター・ワールド」選出の過程では、候補者は自分の名前ではなく、国の名前で呼ばれる。「『China』と呼ばれるたびに、僕はとても誇りに感じ、胸を張ることができた」と常さん。留学先の米国では、中国の国旗を自分の部屋に飾っているという。中国の国旗は、海外で生活する中国人にとっては「名刺」のような存在になっている。
以前、米国のマーレイ州立大学に留学していた李▲廷さん(▲は王へんに路)は、その時のことを振り返り、「米国にいる時は、中国から遠く離れているものの、現地の多くの人が中国のことを知っており、中国の文化にも積極的に触れ、学んでいた。そのため、中国人としての自信に満ちていた」と語った。
当時、李さんは「中国学生会」に所属しており、「アットホームで、とても親しみやすかった」という。「ある時、中国学生会が春節(旧正月)のパーティーを企画し、喜んで参加した。そして、参加してみると、そこには中国人留学生のほか、外国人の学生もいた。彼らは中国文化にとても興味を持っていた」と振り返った。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年10月19日
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