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アインシュタインが東京で記したメモがエルサレムで競売

人民網日本語版 2017年10月24日14:58

「静かで質素な生活は、絶え間ない不安に縛られた成功の追求よりも多くの喜びをもたらす」、「意思のあるところに道あり」-これらの言葉は今から95年前に、世界中から天才物理学者と認められているアルバート・アインシュタインによって記された、幸福に対する「理論の総括」である。新華社が伝えた。

22日付AFP通信の報道によると、アインシュタインが1922年に東京で記した2枚のメモが24日、エルサレムで競売にかけられることになった。当時、アインシュタインは相対性理論でノーベル賞を獲得し、各地で講演するために日本を訪れていた。

これらの2枚のメモは、彼が滞在した東京・帝国ホテルの便せんおよび白紙にそれぞれ書かれていた。独ハンブルグ在住の匿名希望の出品者によると、当時、アインシュタインは配達員からメッセージを受け取ったが、この配達員がチップを彼から受け取ることを拒んだか、あるいは彼が小銭を持ち合わせていなかったため、この偉大な科学者はドイツ語で2つの言葉を記し、チップの代わりに配達員に渡したという。

この配達員の子孫である出品者によると、アインシュタインはその際、配達員に対して、「もしあなたが幸運なら、このメモ書きは普通のチップよりもずっと価値が高くなるでしょう」と話したという。

これらのメモは、これまでずっと世間に知られることはなかった。世界最大規模のアインシュタイン文書コレクションを擁するヘブライ大学アインシュタイン資料館のロニー・グロス館長は、「これらのメモは科学的価値こそないが、アインシュタインの個人的思考を知る手掛かりとなる。たとえて言えば、アインシュタインの肖像画を描くプロセスで、これらのメモは肖像画のモザイクの一片のような存在だ」と述べた。(編集KM)

「人民網日本語版」2017年10月24日

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