家庭やホテルでは、「消化を助ける果物」という名目で、食事が終わる前に果物がテーブルに出されることが多い。だが、食後すぐに果物を摂取することは、実はお勧めできない。健康時報が伝えた。
中国医学の観点から言うと、果物の多くは、身体を冷やす性質を備えている。身体を冷やす食べ物が口に入ると、胃は加工して熱を発生させるという仕事を担わなければならず、そのようにしてからようやく消化・吸収が行われる。そのため、食後すぐに果物を食べると、「脾胃(胃腸系)の気」を損なう恐れがあるのだ。
その上、果物には食物繊維が豊富に含まれている。食後すぐに果物を食べると、やや消化を促進される可能性がある。だが、お腹いっぱい食事した後にさらに果物と食べると、腹部の張り、パントテン酸不足、便秘などの症状が起こる可能性がある。
果物を摂取する最も良いタイミングとして、食後1時間もしくは食前1時間を提案したい。また、食前にミカン、サンザシ、バナナ、柿などを摂取するのは避けた方がよく、食後に摂取する場合は、パイナップル、パパイヤ、キウイ、ミカン、サンザシが良い。
このほか、各個人の状態と時期に応じて、各自に合った食べ物を適量摂ることを心がけたい。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年10月24日
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