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ファーストフードが中小都市進出 利益・課題が共存

人民網日本語版 2017年10月24日17:22

山西省太原市のマクドナルドの前を行き交う人々。(撮影・張雲)

中国の基準で考えれば、山東省中部にある人口70万人の鄒平県は発達した地域ではない。同県の賑やかな大通りには、国際的なブランドの店はほとんど並んでいない。だがファーストフードブランドのケンタッキーは、同県に目を付けた。県内にある2店舗には、食事を取る家族連れやデート中のカップルが大勢やって来るという。英国紙「フィナンシャル・タイムズ」のサイトが伝えた。

英調査会社ユーロモニター・インターナショナルのデータによると、中国ファーストフード市場における営業収入の伸びを回復させるため、ケンタッキーとマクドナルドは一日1店舗という猛スピードで店舗網を拡大し、その多くが中小都市にあるという。

報道によれば、2013年以降、消費者が健康志向の高まりによってファーストフードへの興味がなくなり、それが原因でケンタッキーもマクドナルドも中国での営業収入が減少した。日本の大和証券のアナリストは、「今年の新店舗オープンで米ヤム・ブランズ(ケンタッキーを運営する親会社)の中国での営業収入は約1億8千万ドル(1ドルは約113.5円)増加し、この数字は営業収入の増加額予測の約半分にあたる。13年以降、ヤム・ブランズの中国営業収入は前年並みか減少を続け、昨年の営業収入は67億ドルだった」と述べる。

まもなくヤム・ブランズ中国法人の最高経営責任者(CEO)に就任するジョーイ・ワット氏は、「弊社は中国1100都市で業務を展開するが、現在検討中のところがあと900ヶ所ほどある。このことは中国の発展の潜在力を物語る」と話す。

報道によると、ヤム・ブランズは中国でケンタッキー5300店舗を運営し、この数字はマクドナルドの中国店舗の2倍にあたる。今後5年以内に、マクドナルドは中国で新たに2千店舗をオープンする予定だ。マクドナルドは、「2020年をめどに、中小都市のマクドナルド店舗を45%にする」という。


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