イラクで強い地震　少なくとも4人死亡、数百人が負傷

11月12日、イラク北部キルクーク市の病院で治療を受ける、地震によって負傷した住民。

イラク北部スレイマニア県で現地時間12日夜に発生した強い地震により、少なくとも4人が死亡、数百人が負傷した。イラク現地メディアの報道を引用して新華社が伝えた。

イラク・クルド人自治区のクルド系メディア「ルダウ（電子版）」は、現地政府関係者の談話を引用して、「震源地に近いダルバンディカンでは、住民4人が犠牲となったほか、数十人が負傷して近くの病院に運ばれた」と報じた。

イラク・クルド自治政府危機連合協調センターは、ツイッター上で、「今回の地震により500人以上が負傷した。スレイマニア県の病院は、負傷者の治療に必要とされる医療スタッフ、医療設備、薬品不足に陥っている」と明かした。

米国地質調査所（USGS）地震情報網の情報によると、現地時間12日午後9時18分、イラク・スレイマニア県ハラブジャから南西32キロメートル離れた地点を震源とするマグニチュード（M）7.2の地震が発生、震源の深さは33.9キロメートルだった。（編集KM）

「人民網日本語版」2017年11月13日