国家統計局は9日、消費者物価指数(CPI)と工業生産者出荷価格指数(PPI)のデータを発表した。10月のCPIは前月比0.1%上昇、前年同月比1.9%上昇となった。PPIは前月比0.7%上昇、前年同月比6.9%上昇だった。
月間ベースで見ると、CPIはほぼ安定している。食品価格は前月比で横ばいで、非食品価格は0.1%上昇と、伸び率が前月より0.4ポイント低下した。前年同月比で見ると、CPIの伸び率は前月より0.3ポイント上昇。食品価格は0.4%低下で、下げ幅は前月より1.0ポイント縮小し、CPIを約0.08ポイント押し下げた。非食品価格は2.4%上昇で、伸び率は前月より横ばいで、CPIを約1.95ポイント押し上げた。
国家統計局都市司高級統計士の縄国慶氏の推算によると、10月の前年同月比の1.9%という伸び率のうち、昨年の価格変動のタイムラグ要因が約0.4ポイント(前月比0.2ポイント上昇)あり、新たな物価上昇要因は約1.5ポイントあるとしている。
また、PPIの前月比の伸び率は0.3ポイント低下した。生産資料価格の伸び率は前月比で0.4ポイント低下の0.9%。生活資料価格の伸び率は0.1%で、伸び率が3ヶ月連続で横ばいとなった。
10月のPPIの前年同月比の伸び率は前月より横ばい。生産資料価格の伸び率は前月比0.1ポイント低下の9.0%。生活資料価格の伸び率は前月比0.1ポイント上昇の0.8%となっている。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年11月10日
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