天猫、京東などのネット通販プラットフォームが先ごろ、一足早く「ダブル11」(11月11日のネット通販イベント)の予約販売を始めた。しかし、その複雑すぎる割引方法に、多くのネットユーザーが「数学が不得意なら、『双11』に買い物もできない」と肩を落としている。スマホの計算機を使って、割引券を使ったり、予約金を払ったりすると、結局どれくらい安く買えるのかを計算するというのが、今年の「双11」の特徴となっている。多くのネットユーザーは、流行している曲に合わせて、「わかりやすく、割引方法をわかりやすくして!」と、購入できるかが体力やネット速度だけでなく、頭脳にもかかっている今年の「双11」への不満の気持ちを表している。 北京日報が報じた。
本当の値段を計算するのも至難の業
あるネットユーザーは、ある商品のページを投稿し、 「この商品のページには、『予約販売価格109元(1元は約17.1円)。2時間前は4000個限定で予約金3倍、午前0時から2時の間は94元』と書かれているけど、一体いくらで買えるのか知りたい」と綴り、さらに、計算式が書かれたメモもアップした。
このネットユーザーの嘆きはもっともで、ちゃんと計算せずに飛びつき、予約金を払うと、決してお得な値段ではないことに後悔する可能性がある。例えば、ある食物繊維ドリンクの「双11」価格は4箱69.9元で、予約金が10元。30元の割引券が使え、実質49.9元で購入できる。ただ、同じ商品でも2箱パックなら、予約金はいらず、「双11」当日の価格が29.9元、4箱59.8元の計算だ。また、取引成立後、さらに45%に当たる26.9元が返金され、最終的に32.9元で購入できる。つまり、11日当日に買ったほうが、予約するより17元も安い。
これまでの「双11」なら、事前に商品を買い物かごに入れておき、11日の午前0時になった瞬間に決済すればよく、ゲットできるかは体力とネット速度にかかっていた。しかし、今年はさらに「頭脳」が必要になった。たくさんの商品を購入し、目が回るほどの複雑な計算を強いられた、ある女性はもう涙目になっている。
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