在日本中国大使館の公式サイトの画面 |
京都、静岡、三重、島根、山口などの9府県警はこのほど、日本の漫画・ゲームのセリフを無許可で翻訳し、ネット上で発信したとして、「著作権法」違反の容疑で中国人5人を逮捕した。5人のほか、4人の中国人に対する任意の事情聴取を行い、同法違反の疑いで書類送検した。各メディアが報じた。
共同通信社は1月31日付の報道で、「京都府警によると、容疑者は全て、『漢化組』と呼ばれる中国人組織のメンバーで、同組織のメンバーは日本の漫画・ゲーム・アニメーションの翻訳を手分けして行い、ネット上に公開していた」と伝えた。容疑者は、メンバー募集に応募し、無償で翻訳を行い、中国のウェブサイトに公開した。公開サイトのURLは、中国の微博(ウェイボー)などを通じて告知された。
京都府警と山口県警察は1月30日、名古屋市昭和区前山町1丁目に住む中国人留学生の龔月■容疑者(24、■は女へんに亭)ら2人を逮捕した。この2人は、2015年1月から2017年9月まで、漫画「遊戯王」のゲームソフトの登場人物のセリフを無許可で中国語に翻訳した疑いがある。
在日本中国大使館は、公式サイト上に公告を発表。中国人に対し、日本の関連法を遵守し、法的トラブルに巻き込まれることのないよう注意喚起を行った。
同公告は、「原作者や版権所有者の許可なく、無断で作品を翻訳・公開・発信することは、たとえ営利目的ではなくとも、日本の著作権法に違反する行為である」と指摘。以下の通り続けている。
「中国人がネットワークなどのルートを利用して海賊版の電子書籍・AV製品・ゲームソフト・画像資源などをダウンロードあるいはアップロードすることはすべて違法行為である。日本在住の中国人は日本の関連法を遵守し、法的トラブルに巻き込まれることのないようくれぐれも注意すること」。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年2月2日
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